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魔術師の姪 ~気まぐれ日常観察日記~

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『ソロモンの指環』

皆さん、コンラート・ローレンツをご存知ですか? 刷り込み、いわゆるインプリンティングを発見した動物行動学者で、1973年、ノーベル賞医学生理学賞を受賞しています。
心理学の授業で、学習のところの最後に、先生が一回学習について少しだけおっしゃったのですが、そのときに、この方とその著書、『ソロモンの指環』を紹介してくださいました。興味があれば読んでみても良いとのことだったのですが・・・。大成功でした(^-^)

インプリンティングの発見は、「ガンの子マルティナ」という章で語られているのですが、最高にかわいいです!!
そのほか、アクアリウムや、動物たちとの暮らしをプラスの面、マイナスの面の両方から見ており、とても勉強になります。 もっとも、私はアレルギーがひどいので、毛のある動物は一切飼えませんが(^^;)

驚いたのは、肉食動物には仲間を見境なく殺してしまわないように抑制する本能を備えたものが多いが、草食動物にはほとんどない、ということです。二羽の種類の違う鳩を狭いカゴに入れておいたら、片方がもう一方をなぶり殺しにしてしまいました。一方、狼は戦うとき、喉に噛み付こうとしますが、片方が劣勢になるとあえて喉を差し出します。こうすると、その間は服従のしるしであり、攻撃できなくなるのです。 犬も一緒ですね。


ちょっと本から引用します。

『ここにはわれわれ人間の学ぶべきことがある。すくなくとも私は、それ目でどうしても反抗の念を禁じえなかった聖書のあのうつくしい、そしてしばしば誤解されていることば―――「人もし汝の右の頬を打たば、左をも向けよ」というあのことばに、新しい、より深い意味を汲みとった。オオカミが私に教えてくれたのだ。敵に反対の頬をさしだすのは、もっと打たせるためではない。打たせないためにこそ、そうするのだ!』 (コンラート・ローレンツ/著;日高敏隆/訳 『ソロモンの指環』より)

思わずなるほど!! と納得してしまいました。
彼は都会嫌いだったらしいですが、とてもユーモアがあったらしいです。とても面白く、しかも読みやすい本なので、動物好きな人、もちろんそうでない人も、ぜひ読んでみてください。私も、他の著作にも目を通してみたいと思います。学院大には、立派な図書館もありますし。
日記 | 投稿者 カトレア 21:04 | コメント(0)| トラックバック(0)
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